別冊マーガレット 5月号 君とワンダーランド、最終話 11話
※ネタバレ注意です※
狼の元飼い主に会い、狼の誤解は解けました。
人間になること、のばらと一緒にいる事を選んだ狼。神さまに報告へ行きます。
「俺は人になるよ」「俺は今 のばらの事が ほしいから、がんばってみたいんだ」
神さまは 応援してくれました。狼が人になった後も、神さまが 狼の面倒をみてくれることに。
狼が人になったら もう犬の姿には戻れないし、のばらも狼も 動物の声は聞こえなくなります。
寂しくなってしまった2人は、神さまにお願いして もう1日だけ、時間をもらうことにするのです。
最後に、散歩へ出かける のばらと狼。後悔しないように、遠くまで行って 色んな事を見よう、と のばらは言います。
途中で このはとマルちゃん、岸田くんとサチに会いました。
岸田くんは「好きなの? 狼の事」と のばらに尋ね、のばらは「わからない…」と答えます。
「でもこれからも ずっと一緒にいたい …って 思ってる」
自分には勝ち目がないことを悟る岸田くんでした。
そして サチは、別れ際 のばらと狼に、動物の言葉が分からなくなっても 話しかけて、と伝えるのです。
その後、今度は 陸と会います。また ハム吉が逃げ出してしまい、探していた陸。
ハム吉は 陸の“なくしもの”を探し、見つけていました。
それは あの事故の直前、のばらが 陸に渡そうとしていた、手作りのマスコット。
陸は ずっと、大事に持っていてくれていたのです。
のばらと狼は 海に来ました。すると すぐに、迷子の犬を発見。飼い主さがしが始まります。
しかし なかなか見つからず、みんなと仲良くできないから捨てられたのかも…と落ち込む 迷い犬・ブルに、狼は「あそぶか」と提案するのです。
狼とブルが楽しく遊んでいると、ブルを探していた飼い主さんが来てくれます。
また遊びたい、お友達になりたい、と言うブルに、狼は 言いました。
「俺達 今日で その… ちょっと遠くに行くかもしれないんだ」「だから…今日と同じ様には あそべないかもしれない、それでも友達… なってくれるか?」
ブルは、友達に距離は関係ない、もし今日みたいに遊べなくても、今日たのしかった事は ずっと忘れない、と答えてくれるのです。
浜辺で星を眺め、帰ることにした のばらと狼。
翌日 神さまのところへ訪れた2人は、ついに 新しい世界へ旅立ちます――――
人になった狼が 目覚めた時、目に涙を浮かべていたことが とても印象的でした。
あれは きっと、嬉し涙なのでしょうね。
のばらと狼が その後、どんな人生を歩んでいくのか 想像するだけでドキドキわくわくします!
とてもキレイな物語でしたね。ステキな結末でした!