ニケは霊が見える高校1年生。ある日、根元のおじいちゃん(の霊)に頼まれたことがきっかけで、根元の家へ訪れることになる。訪れた家はギャルからキッズまで幽霊だらけ。根元は日光に弱く、厚着で家に閉じこもっていた。根元にどこか親しみを感じてしまうニケ。しかしニケ本人は無自覚ながら、関わっている霊の中には危険な存在も…それを知った根元は助けようと日光に焼かれつつ家を飛び出す。かくしてふたりは再会。「ネモ」とあだ名をつけたニケは、無理やりネモを学校へ連れ出すことにする。でも…登校だけでも一苦労…!?
BEAT.2|ネモの声
2話の注目シーンをPickUp! 勝手に販売促進😊
「僕…海が好きだなんて言ったかな」
「え?言ってない?…ていうか、好きじゃないの?」
「いや、すきさ。…だいすきさ」
「他には何がすき?もっと聴きたい。わたし、ネモの声すきだな」
もくじ
1巻2話|別冊マーガレット2024年5月号
今日から、もう10分早く家を出てみようと思う
『5月号の椎名軽穂先生のコメント:お天気の日が好きですが、私も日光でぶつぶつが出ます。』
次回3話は6月号、ネモの登校でさまざまなハプニングが!?不思議だらけの日常!
1巻1話|別冊マーガレット2024年4月号
吹き抜ける風――――――「君に届け」以来の新作。北海道の海沿いの街ではじまる、謎の女子高生ニケとネモの“浮遊感”ラブコメディ!
BEAT.1|ニケとネモ
海が見守るこの街で失くして、また拾った――。名前をつけよう、僕ら互いに新しく
「学校に来てよ ネモ!わたしがネモの日よけになるから、ネモがわたしのおばけよけになって!」
「おばけよけ!?ちょっ待って、先にメガネ返して!!それUVカットも入ってるから!!」
「あーごめんごめん、ちゃんと顔見たくなっちゃってさ。はい ちょっとかがんで」
「くっ…」
「なるほど、イヤホンの子供はこんな気持ちだったかー」
「ぼ、僕は、…おばけは祓えないよ」
「しっしっくらいはできるでしょ」
「くっ」
「断れないよ ネモは。だってめっちゃおひとよしだもん」
「は!?それ二家さんが言う!?」
「霊の人生相談うける人が何言ってんの。ほらブツブツ出る人は日陰歩きな」
「くっ!!」
胸が鳴ってる。わたし今、わくわくしている。
『4月号の椎名軽穂先生のコメント:別マ60周年おめでとうございます!河原さんの隣の予告で嬉しいです。新連載よろしくお願いします。』
次回2話は5月号、カラー33P&2号連続表紙で登場!! 出会ったふたり…しかし学校に通うだけでも事件の連続で…!?世界が交わる第2話!