久々に登校したネモは、ニケの親友である日夏莉に違和感を覚えて待ち伏せをする。そこで明らかになったのは、日夏莉は生きている人ではないという真実だった――…。
BEAT.4|ニケとすきなひと
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“もしさ 日夏莉と、すきなひと かぶったら どーする?”
「そーだね! とりあお! 負けないよーに がんばるよ」
「…えっ、え――!? とりあうのー!? ニケちゃんが―――!?」
「いーよ 日夏莉となら」
「ニケちゃんて すきな人…」
「うん! いるっ」
もくじ
1巻4話|別冊マーガレット2024年7月号
『7月号の椎名軽穂先生のコメント:調整のためお休みします。その間に単行本と君届アニメ3期がくるのでよろしくどうぞー!楽しみ!』
次回5話は10月号、8・9月号はお休み
1巻3話|別冊マーガレット2024年6月号
高校1年生のニケは忘れっぽいが芯が強く、幽霊が見える。霊に頼まれて根元の家を訪れたニケは、彼を気に入りネモとあだ名をつけた。
日光に弱いネモの日よけになるから、私のおばけ避けになってと持ち掛けたニケ。ふたりの違いは、ネモは生者と死者の区別がつくけれど、ニケは違いが分からないということ。幽霊たちは当たり前のように日常の中に暮らしている。
さんざん寄り道したために、結局遅刻しながらもネモを学校まで連れて来ることには成功したニケ。クラスでは謎の男であるネモだが、久々の登校にクラスメイトたちの反応は…?
BEAT.3|日夏莉
「ニケちゃんはね やさしいの。欲しいものは みんなくれるの。可愛い文房具 好きな服装、なまえ、ニケちゃんと仲のいい男の子。みんな ゆずってくれるんだよ」
「…田中さん、二家さんから何かを奪うつもりなら 僕も黙っていないよ。僕は二家さんのおばけよけなんでね」
『6月号の椎名軽穂先生のコメント:素早さと体力がほしいです。』
次回4話は7月号、ニケの親友・日夏莉。その真実―― “おばけよけ”ネモの言葉の意味とは…?そしてニケが予想外の行動に!
1巻2話|別冊マーガレット2024年5月号
ニケは霊が見える高校1年生。ある日、根元のおじいちゃん(の霊)に頼まれたことがきっかけで、根元の家へ訪れることになる。訪れた家はギャルからキッズまで幽霊だらけ。根元は日光に弱く、厚着で家に閉じこもっていた。根元にどこか親しみを感じてしまうニケ。
しかしニケ本人は無自覚ながら、関わっている霊の中には危険な存在も…それを知った根元は助けようと日光に焼かれつつ家を飛び出す。かくしてふたりは再会。「ネモ」とあだ名をつけたニケは、無理やりネモを学校へ連れ出すことにする。でも…登校だけでも一苦労…!?
BEAT.2|ネモの声
今日から、もう10分早く家を出てみようと思う
「僕…海が好きだなんて言ったかな」
「え?言ってない?…ていうか、好きじゃないの?」
「いや、すきさ。…だいすきさ」
「他には何がすき?もっと聴きたい。わたし、ネモの声すきだな」
『5月号の椎名軽穂先生のコメント:お天気の日が好きですが、私も日光でぶつぶつが出ます。』
次回3話は6月号、ネモの登校でさまざまなハプニングが!?不思議だらけの日常!
1巻1話|別冊マーガレット2024年4月号
吹き抜ける風――――――「君に届け」以来の新作。北海道の海沿いの街ではじまる、謎の女子高生ニケとネモの“浮遊感”ラブコメディ!
BEAT.1|ニケとネモ
海が見守るこの街で失くして、また拾った――。名前をつけよう、僕ら互いに新しく
「学校に来てよ ネモ!わたしがネモの日よけになるから、ネモがわたしのおばけよけになって!」
「おばけよけ!?ちょっ待って、先にメガネ返して!!それUVカットも入ってるから!!」
「あーごめんごめん、ちゃんと顔見たくなっちゃってさ。はい ちょっとかがんで」
「くっ…」
「なるほど、イヤホンの子供はこんな気持ちだったかー」
「ぼ、僕は、…おばけは祓えないよ」
「しっしっくらいはできるでしょ」
「くっ」
「断れないよ ネモは。だってめっちゃおひとよしだもん」
「は!?それ二家さんが言う!?」
「霊の人生相談うける人が何言ってんの。ほらブツブツ出る人は日陰歩きな」
「くっ!!」
胸が鳴ってる。わたし今、わくわくしている。
『4月号の椎名軽穂先生のコメント:別マ60周年おめでとうございます!河原さんの隣の予告で嬉しいです。新連載よろしくお願いします。』
次回2話は5月号、カラー33P&2号連続表紙で登場!! 出会ったふたり…しかし学校に通うだけでも事件の連続で…!?世界が交わる第2話!