蜜樹みこ先生の連載作品「少年ブライド-男装令嬢と黒書生-」の最新話が読めるショウコミは、毎月5日と20日に発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
39話 10巻 Sho-Comi 2024年15号
出版社 小学館/2024年7月5日 発売
クジラの子らは砂上に歌う / 1~3巻 -今だけ無料-
2022年5月28日まで
「我々は 鳥を追い 星を眺め 天を計り」
「儚い我々の行く末を占った」
「今 あなたは 鳥を導き 星に寄り添い 天を動かす」
「あなたは尊い精霊となり」
「この砂地より 世界を造る みなもととして」
「永遠に その魂を灯す」
「泥の城船から 我々はあなたを想い続ける」
「我々を導きたまえ」
『砂刑歴93年 7月2日』
『ベニヒ(印)の葬儀』
『享年29 教育係』
『供花はシシイロギク』
『ヒゲ広場にて砂葬』
「チャクロ…!」
「泣いちゃダメだ 死者に呼ばれてしまう! 指を組んで…!」
「わかってます」
「がまん…! がまんだよ チャクロ!!」
『私たちは 死者を砂の海へ流す』
『この時 死者を送る者は 涙を流してはいけないという』
『砂の底に眠る たくさんの魂に呼ばれ 早く砂に召されてしまうのだ』
『果てのない砂の海を漂流する 私たちの漂泊船』
『“泥クジラ”の人口は 現在513人』
(…はあ)
(また やってしまった……)
『私は チャクロ』
『14歳 男性』
『“泥クジラ”の記録係である』
『何度も親しい人を送る度に』
『私のこの記録したい衝動は高まっていく』
「うおー」
『“無印”だった祖父のいうには 私は“ハイパーグラフィア”(過書の病)なのだということだ』
『“泥クジラ”の詳細な記録が残っていたのは』
『私は何があっても ここで起こったことを書き続けたからだ』
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