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Cocohana(ココハナ) 6月号 Bread&Butter ブレッドアンドバター、30話 感想
※ネタバレ注意です※
元箱根のパン屋で 働き始めた柚季は、基本 男性スタッフの仕事である仕込みを教わり、仕上げの作業も 少しずつ任されるようになっていました。
しかし、成形・焼成は 未だ触らせてもらえず、先輩スタッフの作業を 見て、覚えて、盗もうと 頑張っています。
盗もうとしても なかなか上手くはいっていませんし、毎日 体がキツイ…と思っている柚季だけど、先輩スタッフの五十嵐さんが作る まかないが美味しすぎて、充実している様子。
一方 洋一も、睡眠平均2～3時間と 体がキツイ生活を送っていますが、それ以上に 食事がキツイ、と嘆いていました。
買って来たお弁当や、出前の中華や、カップラーメンを食べる日々。
パンが食べたい、自分で作りたい、柚季ちゃんと一緒に食べたい、と精神的に追い込まれています…。
そこで、「メシスタント」を雇う事にした洋一。若くて可愛い女の子が来てくれました。
ところが 彼女のせいで作業効率は落ちるし、料理も下手で、余計にツラくなっている洋一。
仕事が遅れているせいで、月1回は 柚季と会う約束なのに、もう2か月も会えていません。
それは仕方ないと思いつつ、「会わない日常」が普通になっていくのではないか…と、柚季は 不安そうです。
洋一が寝ている間に、洋一の部屋で、洋一のコミックスを読み耽る メシスタントの女の子。
そんなタイミングで 柚季は洋一に電話をかけました。
すると、アシスタントの出川が 気を遣って電話に出てくれたはいいものの、メシスタントは 若くて露出の多い女性である事、かれこれ3時間も 2人で寝室に篭もりっきりである事、全部を喋ってしまうのです。
誤解して ハラワタが煮えくり返ってしまう柚季…。洋一は メシスタントの女の子に、辞めてほしい と頼みました。
今度は ちゃんと料理ができる、新しいメシスタントを雇った洋一。
若い女性ではないから安心して！と伝えるためか、柚季に 写真つきで報告しています。
しかし まだ少し怒っている柚季に、五十嵐さんは「業種違うと生活時間 合わなくて すれ違い多いでしょ」と声をかけました。
柚季は、パン職人の先輩である五十嵐さんに「独立考えたりしないんですか？」と 質問してみます。
すると 五十嵐さんは、独立して 自分の店を持ったけれど、2年で潰してしまった事を話してくれるのです――
今回を読んで つくづく、人の生活において 食事って本当に大事なんだろうなぁ、と思いました。
食べたかった「ブール」を食べられる事に、泣いて喜ぶ 洋一。
しかし その一方、柚季は 独立の難しさを目の当たりにして、この30話は終わっていますね。
柚季は 五十嵐さんの作り出す「味」が好みで、だけど その五十嵐さんは 2年で自分のお店を潰してしまった…。
そんな厳しい現実を知って、柚季は 考えを変えてしまうでしょうか？
作品のタイトルである『Bread & Butter』という言葉が出てきた時は、少しビックリしました。
そのような英語の意味があるとは知らなかったですし、今は潰れてしまっている 五十嵐さんのお店の名前として登場するとは…。
柚季と洋一の間に 少しずつ溝ができてしまっている気もするし、これから どうなっていくのか、次回も すごく気になります！
