群青のカルテ　最新話 / 3話

◇１巻 まるまる 無料◇ほぼ毎日 更新◇

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ドカッ

「ぐっ」

（い 意味がわからない　二次元以外でリンチとか あり得ないから！）

《プルルルルル》

（最近の王道ＢＬでも ほとんどなくなってきてるってのに…！）

プッ･･《―――…》

「あ あのっ 南棟の校舎裏で生徒がひとり 一方的に暴力受けてて」

「はいっ… はい 待ってま――…」

ドッ

「かはっ…」

「っ！」

「ねえ」

「止めてくるから　　これ持ってて」

「え 誰　　えっ　　あの」

「はい」

ぐいっ

「えっ　　ちょ ちょっと…」

「！？ 何だよ てめぇ！」

「うるせー 掃除の邪魔なんだって」

「はぁ！？ 何言っ」

ゲシッ

「いってぇな！！！」

「…」

「大丈夫？ あっち行きな」

「は、はい」

「おい！ ざっけんなよ！？」

「だーかーらー」

『その先輩の　後ろ姿に』

『ひそかに あこがれた』

【――三カ月後】

「みーやーの」

「！」

「おっはよ！」

「さ　　佐々木先輩…」

「みゃーちゃんは今日もかわいいね」

「いつも言ってますけど そのかわいいっていうのやめてください　女顔 気にしてるんです」

「じゃあ内面がかわいい」

「そっそういう話じゃなくてですね…！」

（…ど）

『どうして こうなった…！！』

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「いい？　　やっとオーディションで勝ち取った 初バラエティー出演だからね　　このチャンス モノにしよう」

「くれぐれもヘタ打たないように気を配って　　大手プロダクション所属の大御所に共演ＮＧ出されたら うちみたいな事務所 マジヤバイから」

「楽屋への挨拶まわりも順番が肝心ってこと」

「さー いくよ」

コン コン

「はーい どうぞー」

「失礼します」

「本日の収録 ご一緒させていただきます ワナゴナ所属 新人の宇野ケイジでございます　　ご挨拶に参りました」

「宇野ケイジです バラエティー出演は初めてですが頑張ります　　宜しくお願いします」

「はい 宜しくー」

「自分 見たことあんなー どこでやったやろ」

「ハイエンドオム誌の専属モデルを」

「あー」 せやせや

「仕事の幅を広げたいと思いまして 今回」

「そーなん ほどほどに頑張り　　イケメンにおもろいこと言われたら 俺ら かなわんな」」

ハハ「ホンマや」

「「宜しくお願いしますー」」

「私 エッグノックのマネージャー 高橋です」

「あっ 申し遅れました 殿山です」

「宜しくお願い致します」

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