成田美名子さんの連載作品「花よりも花の如く」の最新話が読めるMELODYは、偶数月28日に発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
117話 23巻 メロディ 2024年10月号
出版社 白泉社/2024年8月28日 発売
悪役令嬢、セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした。 / 1&2巻 -今だけ無料-
2023年5月8日まで
『親愛なる お父様 お母様――…』
『親不孝な私をどうか許して下さい』
『私… セシリア・シルビィは 平和にのほほんと生きていくため』
〈ガッ〉 『※カツラ』
『思い切って』
『『男』になることに致しました!』
「「セシル様――――――――ッッ♡♡♡♡」」
『私こと セシリア・シルビィが その事に気付いたのは』
『わずか五歳の時だった』
『それは世の理を根本から くつがえすような…』
「セシリアお嬢様!?」
『そしてこの世界の真理に触れるような事でもあった』
『もし口にしたら 心配性の母と侍女達が真っ青になって医者を呼んでしまう… だから口はつぐんだ』
『それでも』
『この世界の歪さと 私の真っ暗な未来に 平気なフリなどできず それから一週間 高熱を出し寝込んでしまった……』
『私が気付いた真実』
『それは――…』
『ここが乙女ゲーム『ヴルーヘル学院の神子姫3』の世界で』
『自分は転生者であるという事』
『そして私 セシリア・シルビィは 主人公リーンの恋敵役… いわゆる『悪役令嬢』と呼ばれるポジションだったのだ』
『昔から おかしいなとは思っていた』
『セシリア(自分)以外の人間の記憶が混じっているような 不思議な感覚があったり』
『初めて会うはずの人間を 何故か知っていたり』
「お初にお目にかかります セシリア様」
「!?」
『食べた事もない『カップラーメン』なる 空想上の食べ物を想像しては』
『そのやけにリアルな食感と味に 涎を垂らす事もあったから』
『そんな私を両親は ちょっと特殊な子だと思いつつも とても愛してくれた』
『というか 一人娘として でろでろに甘やかしてくれた おかげで私は立派な わがまま娘に育った』
『ずっと自分が世界の中心だと考えて憚らなかったし』
『泣いて喚けば 全てが叶った』
『この先も自分の未来は輝かしいものだと 信じて疑わなかった』
『そんな性格が がらりと変わったのは』
『「彼」との出会いが きっかけだった』
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