川瀬あや先生の連載作品「これは犯罪ではなく恋です。」の最新話が読めるプチコミックは、毎月8日ごろに発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
10話 3巻 プチコミック 2024年12月号
出版社 小学館/2024年11月8日 発売
P.A.(プライベートアクトレス) / 1~3巻 -今だけ無料-
2024年2月22日まで
「「心の底から泣かずにはおられない 」
「 いま この情景が 私に恋の別れを またしても思い出させる 」
「 おまえと別れるさだめ だった まもなくおまえの死ぬことがわかっていた」」
「「私は去りゆく夏であり 」
「 おまえは枯れゆく森だった」」
「はい ありがとう 小早川さん すばらしい朗読でしたわ」
「いつもきれいねぇ 小早川さんて」
「はかなげで きゃしゃでねえ…」
(だーれが はかなげだよ だれが)
(まったく あたしってば 自分の演技力が怖いっ)
ピー ピー ピー
「あら」
「なんの音かしら」
(やばいっ)
「志緒よ 仕事なの?」
「学校でポケベル鳴らさないでよ」
《授業中は はずしたろ》
「エキストラの仕事?」
《いやP・A(プライベート・アクトレス) それも大口》
《すぐ来れるか? お嬢さま学校フケて》
「うん いつもの手で」
《疑われるなよ》
「なんのために いつも病弱を装ってんのよ」
あたし 小早川志緒は お嬢さま学校に通いながらバイトをしている
「あ そこの赤いビル」
この怪しげなプロダクションの扱ってる エキストラの仕事
【 (株)日青プロダクション 】
「はい いつもお世話になってます 撮影用のエキストラ」
それと
「アイドルのコンサートシーン 主に10代の女の子ですね はい…はい」
「ちわっ」
「志緒! 早かったな」
「今度の依頼は?」
「実業家の娘のふり」
プライベート アクトレス
個人的に依頼された人間を演じる ちょっとアブナイ仕事
「期間は?」
「1か月か2か月か 長くて半年」
何がアブナイって
便利屋みたいな 頼まれ友人なんかもあるけど
「げーっ 長いっ! 何それ」
サギまがいの依頼やら
遺産相続なんかに関係する依頼もあるわけで
「ロリコンおやじ相手じゃないでしょうね」
「そーゆーんじゃないって」
「難問がひとつ 本人に娘と思い込ませなきゃならない」
「うわー そんな仕事まわすなよ」
「お願いします」
「だっ だれ?」
「依頼人の江川さん」
「さっきから見ていると 亡くなったえみるちゃんに面ざしがよく似てらっしゃる」
「どうかお願いします!」
「ちょっとちょっと」
「どーゆー事情なのよ これって」
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