小麦なぎさ先生の連載作品「今日も彼らのお隣で」の最新話が読める 別冊フレンド は、毎月13日 に発売です
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もくじ
最終話 4巻 別冊フレンド 2022年5月号
出版社 講談社/2022年4月13日 発売
15話 4巻 別冊フレンド 2022年4月号
出版社 講談社/2022年3月11日 発売
キミと越えて恋になる / 分冊版1&2巻 -今だけ無料-
2022年3月23日まで
『20XX年 5月』
『溢れかえる人混み』
『その人間社会に ほんの少し混じる』
『獣人という 生き物』
(昔より 見かけるようになったな)
(こんな近くですれ違ったの 初めてかも)
(あぁあ それより今は 遅刻だっ)
「今年から この四之葉高等学校にも 特例生が始まった」
「特例生 わかる人」
「獣人用教育プログラムのひとつ」
「おお 良く知ってるな」
「そうだ 獣人は いわば希少種で」
「大昔の実験で生まれ この彩玉県の一ヶ所に集められて 監視されている種族だ」
「彼らも塀の向こう側で 人間と同じように暮らしている」
「人間側に行き来する事も多い彼らに」
「人間社会を学ばせようってのが特例生だ」
「先生~ 獣人って凶暴なのが多いって聞きましたぁ~」
「大丈夫だ」
「国がしっかり審査した獣人だけが 5月から入学できる」
「5月って今日!?」
「ま 間に 合」
「ってない!!」
(お 奥の手 使っちゃおう)
「もしかして 遅刻ですか?」
「あ …はい 迷ってたら閉まってて…」
「ここ 他より塀が低いので 行けますよ」
「越えるのか…? そこ」
「はい 本当はダメかもですが 閉まっちゃってるし」
「ここの生徒なら大丈夫ですよ」
「一緒に越えちゃいましょう」
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