忍恋 花とゆめ

忍恋 にんこい 7話~12話 2巻 ネタバレ注意

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忍恋(にんこい)、第7話&第8話&第9話&第10話&第11話&第12話 感想

※ネタバレ注意です※


花とゆめ 1号 忍恋(にんこい)、第7話 感想

楓の邸宅で 目を覚ました、杏子。隣にいた楓が「君の身柄は 花山院家が預かるということで 紗々女嬢には 場を収めてもらった」と説明します。

そして、里を抜け出してまで 東京に来た理由を、杏子に 尋ねました。

「楓に… 会いに来たんだ」「…4年前 私に会いに来ると言ったのに ずっと来なかったから……」

すると 楓は、1度会っただけの男の口約束を 真に受けたのか、と笑うのです…。

ショックを受けて すぐに帰ろうとする杏子でしたが、杏子の身柄は 楓が預かっているため、帰ることは できません。

「杏子 君は今日から、私の側忍になるんだよ」

里を出る資格を有するため、抜け忍の罪を 消滅させるためには、楓の側忍になるしかないのです。

逃げ出そうとする杏子に 楓は言います。1年間 側忍を勤め上げたら 解雇してあげる、と。

「その後 胸を張って 里へ帰ればいい、これは抜け忍の大罪を洗い流す 禊の1年だ 悪い話じゃないだろう?」

「わかった、1年 楓の側忍になってやる」

4年の時を経て、ついに 杏子が 楓の側忍に…!!!

しかし、杏子が夢見ていた 楓と、現実の楓は まったく違いましたね ^_^;

だけど 楓だって、4年前の あの日のこと、絶対に 大切に想っているはず。

美しい星空だけではなく、杏子という存在に執着しているのは 間違いありませんもの。

屋敷から ほとんど出ず、引きこもっているのも 何か事情があるのでしょう。

“主人に恋をしてはならない” という側忍の掟が、きっと 杏子を苦しめることになるとは思うけれど、楓への気持ちは やっぱり恋だと自覚する展開が 早く来ないかな、なんて期待しちゃいます!

もしかしたら すぐ来てくれるかもしれませんよね? 次回 8話が楽しみです *≧▽≦*

花とゆめ 2号 忍恋(にんこい)、第8話 感想

引きこって一切 外出しない楓。側忍になって 3日目の杏子は、何も仕事をしていない事に 焦っています。

主人の身を守るのが 側忍の仕事だから、楓から離れなかったけれど…

「私は 家にいる限り安全だよ そんな心配より もっと私の役に立つ方向で 働いてみせたら?」

楓の役に立つには どうすればいいのか、考える 杏子です。

花山院の屋敷に、以前 杏子も会った事がある 皇紀が来ました。

皇紀は 久我コーポレーションの御曹司。実は 楓と知り合いだったのですが… とても仲が悪い2人です。

しかし、楓の世話になった 父親の使いで、屋敷に来た皇紀は 楓の客。

側忍として 楓の役に立てるところを見せたい 杏子は、楓の代わりに 私が接待しよう、と言いました。

杏子を気に入っている皇紀は、杏子を 東京の観光スポットへ連れて行きます。

初仕事に尽力しようとする 杏子だけど、楓も一緒に来てしまい 接待の意味が……。

でも、初めての場所に来ることができて 杏子は楽しそうです。

そんな中 皇紀と2人きりになった時に、楓が外出しないのは 家の事情だと、皇紀に教えてもらった 杏子。

実は、花山院家には 代々「長子に生まれた者は必ず 二十歳を待たずに死ぬ」という呪いがあるらしく――――!?!

花とゆめ 3号 忍恋(にんこい)、第9話 感想

楓が 1か月振りに、学校へ登校する事を 告げられた杏子。女子制服を着て、杏子も 一緒に登校します。

長男は早死にする、という花山院家の呪いを知った杏子は 車内の中でも警戒を怠りません。

しかし、死への恐怖が なくなっている楓は、のんびりと お茶を飲みながら、紗々女との婚約についても 淡々と話を進めるのでした。

楓は 特別室、杏子は 普通の教室で、授業を受けます。

授業が終わったら すぐに楓のところへ行きたい杏子ですが、楓の親衛隊の兎守隊長が 楓の護衛を務める事になっているため、杏子は 追い返されてしまいました…。

昼休みになって ようやく楓と会えたものの、クラスの子達と一緒に食べるよう “命令” された杏子は、怒ってしまいます。

「勝手にしろ バカ楓!!」(私は 楓にとって そんなに必要な人間じゃないんだ)(それがこんなに堪えるなんて)

教室に戻った杏子は、兎守隊長に呼び出されて 校舎の外へ。

杏子の事を排斥しようとする 兎守に呪術を仕掛けられてしまいましたが、無事に切り抜ける杏子です。

「…楓様が お前を解雇などするものか! あの方は変わってしまった

今までお家の存続を ご自身の命を一番に優先されてきたのに 今は…!

楓様は お前に恋をしている! 執心のあまり 振り回されているんだ!!」

騒ぎに気づき やって来た楓は、兎守を追放しようとします。

兎守を辞めさせたくない杏子は 自分が辞める、契約上 辞められなくても「楓のことは嫌いになる」と告げました。

すると 楓は、兎守のお咎めは なし、という決断をするのです。兎守が言った “楓様は お前に恋をしている” という言葉が、本当だと知った 杏子は――――!?!

花とゆめ 5号 忍恋(にんこい)、第10話 感想

楓は 私を必要としてくれている。そう思えた 杏子ですが、翌日の楓は 杏子を1人で学校へ行かせます。

「転校生が2日目から休んでいては 友達と仲良くなれないぞ 君は行くんだ」

「友達友達 うるさいな! その気になれば 友達くらい いつでもできる!!」

「言ったね 杏子、では 明後日の日曜日、友達と学校の外で 遊んでみせてくれ」

なぜ楓は そんなに友達と仲良くさせようとするのか 分からない杏子に、秘書の福村さんが 理由を教えてくれました。

「楓様は…、友達が いらっしゃらない、なので 友人作りを とても難しい事だと考えておられる そのため あなたの事を 余計に心配しているのでしょう」

杏子は、クラスの女の子・涼花と 遊びに行く約束をします。ところが 当日、行けなくなってしまったと 連絡が…。

約束が来週になった事を、杏子は 楓に言えません。

(こんなことも できなくて 何が側忍だ 杏子――!!)

困った杏子は とりあえず学校に行ってみました。すると、部活のため 休日も登校していた、クラスの男の子・竜崎昇太がいたのです。

「私と、友達になってくれ!」

泣きながら言う 杏子の頼みを、男らしい昇太は 受け入れてくれました。

そして、杏子と昇太は バッティングセンターへ遊びに行く事に。

楓に命令されたとおり、スマホで 友達との写真を送る 杏子です。

すると、杏子が 男の子と一緒にいる、と知った楓は 大慌てでバッティングセンターまで来て――――!?!

花とゆめ 6号 忍恋(にんこい)、第11話 感想

学校から帰宅した 杏子は、突然 楓に「どうか私と、結婚して下さい」と言われて ビックリ!

だけど それは、杏子へのプロポーズではなく、紗々女にプロポーズするための 練習だったのです。

プレゼントを用意して、紗々女のところへ向かう 楓。側忍として、杏子も ついていきます。

紗々女は、洗練された都会の殿方達に 好意を抱かれる暮らしを、満喫していました。だけど、鐵男を想う気持ちは変わりません。

(今の私なら あの男を手に入れられる、指を咥えているしかなかった あの時とは違う、今の私には 金と権力がある、忍び1人 どうとでも扱える力が――)(花山院の妻となれば 尚更――――)

杏子が 楓の側忍として 近くにいる事を、紗々女は 苦々しく思っています。

期待どおり 楓にプロポーズされ、条件として 杏子を側忍から外す事を、お淑やかな女性のフリをして 要求する紗々女。

当然 楓は受け入れる…と思っていた 紗々女ですが、楓は アッサリと「それは できない、杏子は 私のものだ 絶対に放さない」と言いました。

「私をナメてんじゃないわよ!! この条件が飲めないなら 結婚は却下よ!! 却下!!」

紗々女嬢にフラれてしまった~…と嘆きながら 杏子の元へと戻ってきた、楓。

杏子は、結婚がダメになってしまった事を 思わずホッとしてしまいます。

そんな杏子に 楓は、紗々女に渡すはずだったプレゼントを あげるのです。

その宝石は 花山院家に伝わる 至宝の一つだという事を、杏子は知りません――――

花とゆめ 7号 忍恋(にんこい)、第12話 感想

紗々女との結婚が破談になったため、他に良い人を探しておいて と、福村さんにサラッと頼む 楓。

福村さんが何を言っても 楓は、紗々女の条件を飲んでまで 政略結婚をするつもりは ない様子です。

「私が生きてる内に 条件の良い女性を つれてくることだね、生きてる間は頑張るけど 死んだ後の事は知らないよ」

すると すかさず、「大丈夫だ、楓は 死なない」と言った 杏子。

逃れられない呪いに縛られてきた 楓が、真っ直ぐな目で 死なないと断言されたのは 初めてでした。

楓は 驚き、そして 嬉しそうに微笑みます……。

この日も、杏子を1人で学校へ行かせる 楓。実は、杏子が里に帰らなくても生きていけるように、友人を作らせていたのです。

楓は 杏子に執着する反面、杏子を遠ざけたがっている。兎守は そう見抜きました。

「生まれた時から 死ぬ準備をしてきた私にとって、この人生は 仮の宿、近々お暇する 他人の家のようなものだ、それなら荷物は軽い方がいい」

側忍として 楓を守りたい杏子は、また楓に追い払われて 落ち込んでいます。

しかし、友人の涼花に ぬいぐるみのお守りを見せてもらった杏子は、せめて私の代わりになるものを…と思い、自分に似た人形を 作りました。

「お守りだ、私の代わりに 楓を守る、これで楓も大丈夫だ」

どこかへ出かける楓に、留守番を命じられた杏子は 人形を渡し、見送ります。

すると、楓を乗せた車は 事故に遭ってしまい――――!?!


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