&フラワー 2019年37号 Bite Maker ~王様のΩ~、第10話 感想
※ネタバレ注意です※
何としてでも “香りの持ち主” を確かめたい 秀吉は、ホテルの支配人に 無理を言って、ホテル内を移動するために必要な 鍵と暗唱コードを 渡してもらいました。
そして、体が熱くなる匂いに堪えながら、香りの発生元を 目指します。
(Ωがいる? 笑止、Ωなんて絶滅種 いるはずがない、オレが生まれてくる ずっと前にはもう 公のΩ保護施設は なくなっている “Ωはいない”という 何よりの証明!
だから 心はやるな 心臓高鳴るな 何も期待するな、運命がいるかもしれない なんて)
(おかしなことが 重なった、知らない匂い 新しいα 豆崎のえるの出現、――ひとつの可能性、のえるはαではなく Ωだとしたら、
ほら こんなふうに破滅がはじまる 本能が頭をもたげ 支配しはじめる 千の理屈を並べても 都合がいいように考えはじめる 感情が押し寄せる、
もし のえるがΩだったら 神がいて 叶えてくれるなら 恋をしてもいい)
秀吉は、α同士の結婚をした 女性同士の間に生まれました。
その事で 嫌味ばかり言ってくる 親戚の事を、秀吉は 昔から 嫌っています。
(同じレベルの人間に会うまで つまらないままだと思っていた、けれど そんな人間は 探し求めても 何処にもいなかった、じきにオレは 他人に求めるのを やめた、
そして 発情期(ラット)が オレの世界を壊した、幼少の時から 発情期が怖い その発情期が 容赦なくオレに来てしまう)
貸し切りにしているはずの このホテルに 秀吉がいて、こちらに向かっている――という事など 知る由もなく、プールで 2人きりの時間を楽しんでいる、のえると信長。
いつもより、甘く濃厚な時間を過ごしていました。
ところが、なぜか 突然、3人の女性が 現れたのです。
はしゃいで 信長に話しかける女性は 2人。信長は、彼女たちを 突き飛ばし、「うるさい! 出ていけ、次は殺す」と 鋭い目をして 言い放ちます。
そして、車イスに乗っている もう1人の女性は、のえるに近づき 見上げました。
彼女は 何もしていないし、きっと 泳ぐ事は できないのに……、信長は 車イスの女性をプールに突き落とします。
「殺すと言っただろう」
のえるが プールに飛び込んだのと 同時に、秀吉も 飛び込み、女性を プールサイドへ上げて 助けてくれました。
「その人 どう!? 秀吉君 なんで?」
「その話は 後で 急いで病院に運ばないと」
病院へは、秀吉が 付き添ってくれる事に。信長は ただ立っているだけです。
プールに沈む 車イス―――― うずくまったまま 立ち上がれないでいる のえる――――
信長に 手を差し伸べられたけれど、のえるは その手を叩いて はねのけます。
「触らないで」
気を失っている女性を抱え、秀吉は エレベーターに乗ろうとしていました。
(匂いが消えてしまった、Ωは のえるでは なかった、じゃあ ずっとしていた あの香りは 誰のものなんだ――…)
すると 突如、女性から Ωの香りが漂ってきて、秀吉は 気を失ってしまい――――!?!
信長が、車イスの女性を プールに突き落とすシーンは、衝撃でしたね…。
明らかに わざとですし、悪びれる様子もないし…。のえるは、信長の事を “怖い” と感じたのではないでしょうか…。
そして、のえるの他にも Ωがいた、という事にも ビックリしました。
今後の展開が 気になりますね。第11話を 早く読みたいです!!! >_<