緒崎カホ先生の連載作品「ノイジールームメイト 〜家ナシになったのでイケメンと怪異つき物件で同居始めました〜」の最新話が読める月刊少年シリウスは、毎月26日に発売です
同時配信の電子版が便利でオススメ!
もくじ
16話(中編2) 4巻 月刊少年シリウス 2024年12月号
出版社 講談社/2024年10月25日 発売
暗殺後宮 ~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~ / 1巻 -今だけ無料-
2023年3月10日まで
『これははるか昔―― 古の北祇の国の物語…』
「止まれ! 何用だ。」
「祭りのための羊を届けにきました。」
「刃物や武器を持っていないか調べさせろ。」
「…ワタシ、羊飼いですよ。」
「誰だろうが やるきまりだ。」
「なぜなら この門の先は…」
「後宮だからな。」
『後宮―― そこは皇帝のために集められた 数千人の女達が暮らす場所。』
『華やかな女の園である。』
『そこに一人、伝説の宮女見習いがいた。』
「おはようございます。 お姉様方、お水をお持ちしました。」
「あら 見ない顔ね。」
「宮女見習いの、」
「王花鈴です。 よろしくお願いします。」
「王花鈴…?」
「何か聞きおぼえが…」
「きゃあああッッ」
「ああああ 許してぇ!」
「なんで私なのォォォ!!」
「え、あの… お水をとりかえにきたんですが…」
「ひィィィ!! その水で死ねってこと!? イヤよォォォ~~!!!」
「命だけは助けてくださぁぁい!!」
「なんでもしますから!!」
「すみません、失礼します。」
「水を置いていくの!?」
『私の名前を名乗ると 誰もがあんな声をだす。』
「悲しい…」
『なぜかは わかってるけど…』
「私の父は!」
「宮廷を影で牛耳る、 極悪非道 悪徳文官、」
「王皓なのだ。」
「出世のために邪魔者は、 拷問!! 暗殺!! あたり前!!」
「残虐部屋からは 手足をもがれ、ツボに入れられた者のうめき声がし、」
「その血を毎晩すすり若さをたもってるとか ウワサが絶えぬ父。」
『その娘が私、王花鈴。』
『父親譲りの この目つきの悪さも相まって、』
『誰も寄ってこない。』
「わあ みんなが遠いなァ。」
「私自身は そんなことしないのに…」
「ただ友達がほしくて後宮に入っただけなのに。」
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